本サイトで公開したWeb謎”記憶遺棄20A”のヒント、解答を掲載しています。
- 本作は自由に行動でき、進行する順序はプレイの仕方によって異なってきますので、必ずしもヒントの通りのプレイ順になるとは限りません。記載のヒントは通常想定されているルートによる解法です。
- 「★答え」と記載されている項目には直接的な答えが記載されています。
- どの項目もクリックするまではスポイラーで隠されていますので、必要と思われる部分を閲覧してください。
Contents
Step 1 – チュートリアル
入手したNo.1のメモリーチップだけ、赤く点灯しています。これはまだロックがかかった状態です。カーソルを合わせると、秘密の質問でロックされているということがわかります。
右側のインベントリには、拾ったメモが入っています。クリックすると拡大します。これがNo.1のメモリーチップのロックを解除するためのヒントになっていそうです。
「競り落とせ」という指示を、「『せ』『り』を落とす」というふうにとらえてみましょう。
謎、鳥、席を全てひらがなに直し、この2文字を取り除くと、「なぞとき」が残ります。秘密の質問は趣味を聞かれているので、「謎解き」と答えればよさそうです。どうやらこのロックを設定した人は謎解きが好きみたいですね。
Step 2 – 部屋を探索する その1
- No.2とNo.3のメモリーチップが拾えます。
- 大きい棚の、右上と右下の鍵付き扉が開けます。
ここまでできていたら次のステップのヒントに進んでください。
- No.2:サイドテーブルの上に置いてあります。
- No.3:床に敷かれているカーペットの端に挟まっています。
その他の見えているメモリーチップは現時点では拾えませんので、いったん無視してください。
赤い枠と白地の背景に図形が描かれている、というポイントに注目してみましょう。
部屋のドアに近い側に段ボールが置いてあり、赤い枠に白地の背景のステッカーが貼ってあり、これが関係していそうです。
このステッカーの中にある三角形、四角形、ひし形の数を数えましょう。割れ物注意のステッカーにも三角形があることに注意すると、左から順に3-2-3と入力することでロックを解除できます。
ロッカーの中にはマグカップが入っており、入手できます。また、ケーキがありますが、何度か調べると粘度でできた置き物で、キノカが作った「好きなもの」であるという情報が得られます。これでNo.2のメモリーチップのロックも解除できます。
どの段も中身は空っぽですが、真ん中の段を開けると指示が、上の段と下の段にはそれぞれバラバラの色で記号が書かれています。 ※上の段の記号が見つからない場合は死角に入っている可能性が高いので、もっと近寄って見ましょう。
これ単体で謎解きになっていそうです。
タンスの謎を解くと、「XIV」と読めます。※↓参考画像


右下の鍵付き扉のダイアルはローマ数字でできているので、これがピッタリはまります。左から順にX-I-Vと入力すれば鍵を開けられます。中にはNo.4のメモリーチップと、スタンプが入っています。
スタンプの内容は押してみないとわからないようですが、ちょうど手元に紙がありますね。
スタンプを「使う」で手に持ち、その状態で最初に拾ったメモをクリックすると、スタンプを押すことができます。(スタンプを押したメモはもう一度クリックすると拡大できます)
キノカが通っていた小学校の名前が「明山東小学校」と明記されていますので、これでNo.3のメモリーチップのロックが外せます。
マグカップを手に持って湯沸かしポットにアクションすると、お湯を入れることができます(最初の1回は湯沸かしポットの電源を入れている必要がありますので、1回押して電源がついただけならもう1回押してください)。
お湯を入れるとマグカップの色が変わります。その状態のマグカップを調べると「好きなキャラクターのもの。」と説明があるので、マグカップに書かれたキャラクターの名前――Maaya(まあや)がNo.4のメモリーチップの鍵になります。
Step 3 – No.4のメモリーチップの中身
まず、少なくとも以下の状態になっていることを確認してください。
- No.1~No.4のメモリーチップを持っており、すべてロックを解除して内容を読んでいる
No.4のメモリーの内容に、次にできるアクションについての言及があります。
「サイドテーブルにドライバーがしまってある」という言及があります。
しかし、サイドテーブルに直接アクションしても何も起こりません。サイドテーブルの収納場所は上に置てある湯沸かしポットでふさがれているので、これをずらしましょう。奥からドライバーが取り出せるようになります。
これにより、ネジ穴があればドライバーで回すことができます。
ドライバーを調べると、「点滴スタンドの調整に使っていたもの」だということがわかります。
ドライバーを手に持って点滴スタンドにアクションすると、繋ぎ目から上の部分を抜いて入手することができます。
長い棒によって細い隙間や遠くのものに触ることができるようになります。ネジ穴があればドライバーで回すことができます。
Step 4 – 部屋を探索する その2
追加でドライバーと点滴スタンドの長い棒を手に入れています。
- No.5~No.7のメモリーチップが手に入ります。
- 大きい棚の、左上の鍵付き扉を開き、中にあるものを入手できます。
- ケーキの空き箱が入手できます。
全て素手では届かない場所にあるので、点滴スタンドから抜いた棒を使って取ります。
- No.5:2つの棚の隙間に落ちています。
- No.6:机の下に落ちています。
- No.7:棒を使ってゴミ箱を倒すと、中から出てきます。(この時、ついでに出てくるゴミも拾うことができます。)
鍵をよく観察しましょう。
この鍵だけ、四隅を止めているビスがドライバーで回せるようになっています。
すべて外して分解すると、強制的に解錠できるようになります。中には折り紙が入っており、1枚だけ入手できます。
Step 5 – No.8のメモリーチップを入手する
上の絵は太陽=Sun、下の絵は地球=Earthをそれぞれ表します。
○に矢印の順番にアルファベットを埋めると、UNDERTHESEA となります。(Dとeがはじめから存在していることに注意してください)
よってこの謎解きの答えは“Under the sea”となります。
同名の曲もありますが、このタイトルを単に和訳すると「海の下」です。次のステップに進むための鍵は海の下にあります。
このヒントでもわからなければ次のヒント項目に答えが記載されています。
小さい棚の、海の絵が描いてある引き出しを開け、しゃがんで下から見るとヒントになるイラストが見つかります。
まずはイラストの指示通りに、部屋の中から三角形が2つ並んているものを探しましょう。鏡はこの部屋からは入手できませんが、実際にそこに鏡を置いてみるとどのようになるでしょうか?
指示通りに実際に鏡を置いたとすると、このようになるはずです。

よって答えは「KID」となります。これを使って左下の鍵付き扉を開くことができます。
パソコンが入手できます。電源を入れても初期画面から先に進むことができませんが、このパソコンの持ち主の名前がわかります。これによってNo.7のメモリーカードのロックを外すことができます。
パソコンのメモリースロットにささっています。
Step 6 – No.6のメモリーチップ
- No.1~No.8までのメモリーチップを持っている
- 少なくともNo.1~5、No.7、No.8のメモリーチップがロック解除されている
- No.6のメモリーチップの内容を読んでいる
No.6とNo.8のメモリーチップは入手した時点でロックがかかっておらずすぐに読むことができますが、No.6のメモリーチップは一度読むと、とある理由で黄色のインジケーターが点灯します。
抜けている部分がある場合は、これより前のステップの内容を確認してください。
No.6のメモリーチップは、メッセージの途中でロックがかかっており最後まで再生することができません。
No.8のメモリーチップの内容から、おそらくこれがNo.6のメモリーチップにロックをかけた時のものであると推測できます。
全てのメモリーチップの内容に共通する点として、メッセージの一部の文字色が赤から緑に変わるエフェクトがありました。これはLECH-7700(シュナ)が指示を実行したことを示すものと考えられます。
しかし、そう考えるとNo.8の内容で、明らかに指示ではないのに実行された文があります。
No.8のメモリーチップの内容は、No.6のメモリーチップにロックをかけて秘密の質問の答えを登録するとき、ドアを閉じる音で答えを登録してしまったことを意味しています。
秘密の質問は「落としたことがある一番高価なものは?」と聞いていますが、それは無視します。長い棒をもう一度使って、部屋の唯一のドアを閉じましょう。これによりNo.6のメモリーチップのロックが解除されます。
Step 7 – 中央の鍵付き扉を開く
- No.1~No.8のメモリーチップを持っており、すべてロックを解除して内容を読んでいる
抜けている部分がある場合は、これより前のステップの内容を確認してください。
ドアを閉じた後、アイテムがひとつ手に入ります。ドアを閉じたことで見えるようになった部分に着目してみてください。
このヒントでもわからなければ次のヒント項目に答えが記載されています。
ドアの裏に懐中電灯のようなものが落ちていました。棒を使って拾うと、ブラックライトであることがわかります。
部屋の照明を落としてブラックライトを手に持つと、大きな棚の開かない棚板に文字が浮かび上がります。この文字が中央の鍵付きの扉を開くためのヒントになっています。
全ての枠には4文字の言葉が書いてあります。さらに、四隅の鍵付きの扉を開いたときに出てきたものも、ほとんどひらがなかカタカナ4文字で表せます。中央の鍵はカタカナで4文字のダイヤルなので、これを何らかの規則に従って解くと鍵を開けられそうですが……?
必要であれば、ケーキの空き箱もヒントになります。
以下のように考えます。それぞれの四角の頂点のカナを使うとその四角の中の単語になります。ケーキは「なまもの」として扱うことで、全ての頂点にひらがなをうまく当てはめることができます。

この棚に入っていそうなものを考えると、答えは「リモコン」になります。
ちなみに、このパズルは「ネットワーズ」と言うそうです。
扉を開くと、中にリモコンと最後のメモリーカードがあるので、それらを入手します。
Step 8 – 収束
- No.0~No.8のメモリーチップを持っており、すべてロックを解除して内容を読んでいる
- リモコンを持っている
- タスクの表示が秘密の質問ではなく、「部屋を探索する」でもない
No.0のメモリーカードにはロックがかかっていないので、入手済みであれば内容を確認してみてください。
抜けている部分がある場合は、これより前のステップの内容を確認してください。
ここまでであったことと、メモリーチップで言及があったことをおさらいします。
- あなたはずっと謎の紐でベッドの下に繋がれており、部屋から出られない。
- あなたはメモリーチップを入手するとそれを読み込むことができる。
そして、以下はNo.0のメモリーチップから新たに読み取れることです。
- (寝たきりの)キノカの相手として部屋に持ち込まれたものがあり、非常用電源ケーブルからの給電で動かすことになった
- それは「どうせこの部屋から出すことはない」ものである
前の項のヒントで示したことを総合すると、あなたこそがLECH-7700――シュナです。
この紐はNo.0のメモリーチップで言及があった非常用電源ケーブルであり、内臓バッテリーがダウンしているシュナにとっての命綱です。
ここで、ゲーム開始時にあった注意点を思い出してください。
あなたの目的は、全てのタスクをクリアすることです。
インベントリのタスク欄にはタスクが1件残っていると表示されているはずですが、そのタスクとはいったい何でしょうか? 部屋から出ることでしょうか?
メモリーチップの再生時のエフェクトで、赤から緑に文字色が変わっているのは、指示(タスク)が実行されたことを示している、と読み取れます。
逆に言えば、赤文字のまま変わらない文章は実行されていないタスクです。
全てのメモリーチップを通して、赤文字のまま変わらない文章が1か所だけありました。
それはNo.6のメモリーチップの最後の一文です。シュナはキノカに遺されたこのタスクを実行していないと判断しています。
ベッドにいたはずのキノカはいつからかここにはもういません。No.7~No.8の内容を読む限り、おそらく亡くなってしまったものと思われます。その上でNo.6の最後の一文を解釈すると、これは暗にシュナに「私の後を追ってくれますか」と言っていることになります。
これが最後のヒントです。もう一度No.0のメモリーチップの内容に立ち返ってみましょう。
LECH-7700が動作を停止する条件について、父親らしき人の発言からヒントを得られます。
父親らしき人は以下のように発言しています。
うっかり停電でもさせない限りは動くから
人為的に停電を起こす(ブレーカーを落とす)のに必要なだけの消費電力を持ちそうな家電が、この部屋には3つあります―エアコン、電子レンジ、湯沸かしポットです。
- リモコンを持ってエアコンにアクションすると電源をON/OFFできます。リモコンの電池は弱っているので、ある程度近づいて操作する必要があります。
- 湯沸かしポットは10秒でお湯が沸いて自動で電源が落ちてしまいます。
- 電子レンジは10秒しか連続運転しません。また、電子レンジの中に何も入っていないとシュナは危険と判断してレンジを動かそうとしないので、最初の方で入手した「お湯の入ったマグカップ」を入れましょう。
3つのスイッチを全てONの状態にすると、ブレーカーが落ち、シュナは機能を停止します。ゲームクリアです。
おまけ – No.5のメモリーチップの内容について
折り紙で鶴を折ることができます。
折っても何も起きません。
Step. Ex – 再起動
ゲームをリロードすると、最後に機能を停止した場所から再起動できます。
ブレーカーを起こされてしまうと、ケーブルがつながっていて給電されてしまう以上、シュナは何度でも再起動します。シュナは真の意味ではタスクをクリアしたとは言えない、ということです。
これを防ぐには、何らかの手段で給電手段を断ち切るしかありません。試行錯誤の時間です。
そもそも人間一人を持ち上げるだけのパワーがあるロボットなので、その気になれば給電ケーブルなど引きちぎるだけのパワーはありそうですが、LECH-7700は自身の給電用ケーブルのことを正しく認識しており、給電が途絶えるような危険な行為はしないようにプログラムされています。
行動範囲が制限されているのも、厳密には紐につながれていて「行けない」のではなく「行かないようにしている」だけです。
あなたの目が黒いうちは(この表現が正しいかどうかはさておき)、あなたの意思ではこのケーブルを壊したり抜いたりすることはできません。
おそらくあなたはまだ点滴スタンドから抜いた長い棒を持っているでしょうが、それを使ってケーブルを触ろうとしても制限されてしまうでしょう。理由は前のヒントで示した通り、LECH-7700のプログラムがそれを「ケーブルが抜けそうになる行動のため危険である」とみなしているためです。
ところで、この点滴スタンドは「使い終わったら戻しておいた方がいい」とコメントがある通り、元の場所に戻すことができます。
インベントリに入る10個のアイテム(右上はマグカップがあった枠なので、今持っているものは多くても9個ですが)以外にも、1つだけ手に持つことができるものがあります。
それはある理由でインベントリに収納できないものです。
手に何もない状態で非常用電源ケーブルをクリックすると、手に持つことができます。そして、それを点滴スタンドの上のフックに引っ掛けることができます。
この状態になると、今までできていたあることができなくなります。
これが本当に最後のヒントです。その行動とは何か、そしてなぜその行動ができないか。
そして、それに近い行動を無理にでも取らせるためにできることがあるかを考えてください。
最後に電源を入れる機器は正しく選んでください。ケーブルを引っ張るためにはコンセントからの距離をできるだけ稼ぐことが必要です。
あなたは一切しゃがむことができなくなりますが、それはLECH-7700が危険と判断しているだけであり、どこででもプラグが抜けるほどケーブルが引っ張られるわけではありません。
――しかし、ただの人工知能が、人間のために自らこのような行動を起こすでしょうか。